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歴史

窓に掛けるものとしてお馴染みのカーテンですが、その歴史は一体いつから始まったのでしょう?大昔の人々は、今とはまったく違うカーテンの使い方をしていたと言います。いつ頃誕生したのか、日本へはいつ伝わったのか…そんなカーテンの歴史を紐解いていきましょう。

カーテンの起源

カーテンの起源は遥か昔、古代エジプト時代にさかのぼると言われています。その当時は洞窟などの出入り口に獣の皮を吊り下げて、寒さをしのいでいました。このことから、今のように遮光目的で使われていたのではなく、ドアのようにして使われていたことが分かります。獣の皮がカーテンの原型だと考えられています。

その後、布が作られるようになってからは、獣の皮以外に布も利用されるようになりましたが、それでもその目的は依然として防寒でした。

ベッドまわりを覆うもの

布が作られるようになってから、カーテンはベッドまわりを覆うものとして利用されることが多くなりました。エジプト王は夜、カーテンに囲まれたベッドの上でのみ、自分だけの自由な時間を過ごすことができました。こういったカーテンの使い方はヨーロッパ各地でも見られ、今の天蓋付きベッドの起源ともされています。

ガラス窓の誕生

14〜15世紀になると、中世のヨーロッパでガラス窓が登場しました。これにより、カーテンと言えば窓を覆うもの…という認識が少しずつ広まっていきました。ガラス自体が貴重品な時代だったので、ガラス窓は一部の裕福層のみが入手できた贅沢なものでした。貴族たちはガラス窓をきれいに見せるためだけではなく、カーテンの機能的な面にも注目して使っていました。当時は石またはレンガ造りの冷たい印象を与える建物が多かったため、そこに柔らかな質感のカーテンを取り入れることで、温もり感を演出していたのです。

その後の変遷

時代の移り変わりとともに、様々なカーテンが作られるようになりました。その変遷を見ていきましょう。

17〜18世紀

金糸や銀糸などを使い、草花や風景といった模様を織り込んだ豪華な織物(ブロケード)を用いたカーテンが登場しました。18世紀後半には、ゆったりとした曲線のデザインが人気となり、その優美さから上流階級の人々に好まれました。しばらくして、そのようなカーテンスタイルは、床に引きずるほど長さのあるものに変化していきました。

19世紀

この時代は、エジプトやローマをイメージさせるような古典的で重々しい雰囲気のカーテンが多く見られました。また、スワッグバランス(カーテンの上飾り)が使われるようになったのも、この時期です。19世紀後半に入ると、カーテンのモチーフを草花など自然のものにする傾向が強まります。さらに、この頃本格的に用いられ始めたスワッグバランスは、現在のカーテンスタイルの原型と言われています。

日本での歴史

日本でのカーテンの歴史は、江戸時代初期に始まりました。なぜ日本では諸外国に比べ、カーテンの歴史が浅いのでしょう?その理由として、日本には以前から几帳(きちょう;絹織物のついたて)や御簾(みす;神殿や宮殿などで使われるすだれ)、襖(ふすま)、障子などカーテンの役割を果たすものがたくさんあったので、カーテンの使用が遅れてしまったのではないかと考えられています。

窓掛け

日本にカーテンが伝わった頃は「窓掛け」と呼ばれ、その多くは重厚なスタイルの輸入品で、とても高価なものでした。長崎の出島にできた外国公館で使われたのが最初で、一般庶民には手の届く代物ではなく、実際人々に普及し始めたのは江戸時代末期から明治時代にかけてとなります。

日本製のカーテン

明治時代末期に入ると、「カーテン」という言葉が使われるようになり、日本製のものが出回るようになりました。最初のうちは一部の上流階級の人のみが手にしていましたが、時代の流れとともに建築物が近代化し、それに伴ってカーテンも大量生産されました。すると、一般家庭にも少しずつ普及していったのです。